2014 全日本柔道選手権大会を終えて
- 2014.04.30 Wednesday
- 04:45
JUGEMテーマ:日記・一般
久し振りに二日酔いを経験した。
何と、28日の夕方に飲んだ、カクテルと生ビールが
12時間を経て、身体に回ってきた。
アルコール混合飲酒は注意を要することを再確認。
量が少ないからとか、強いからとかを侮ってはいけない。
アルコールは、長時間体に残る。
そんな訳で、予定していた日本武道館への遠征?はキャンセル。
代わりに、NHKのBSとデジタルで柔道をばっちり観戦。
NHKの放送におんぶに抱っこの一日であった。
午前11時から始まった全日本選手権大会であるが、
BS放送では、午後1時から3時半までを実況放送された。
午後4時からは試合終了までNHKデジタルで、これまた実況中継。
7千円のアリーナ席で味わえる生の雰囲気には当然負けていたが、
NHKアナウンサーの生中継と解説者の今野 潤・日大監督の滑らかな解説に酔った。
相撲といい、柔道といい、NHKアナは人材豊富である。
選手が技を出すたびに、その技の名前を言いながらの長時間にわたる実況放送、
集中力がいるし、何が飛び出すか分からない状況下であるにも関わらず、
柔道のスピード・タイミングに合わせて明瞭に放送されていた。
結果は、王子谷剛志(東海大)が初優勝。大野将平との対戦以外は、
切れ味のいい技を思い切り出していた。
また、報道・柔道関係からのプレッシャーがなかったのも、良い結果につながったようだ。
今大会での戦いぶりで印象に残ったのは、73kg級の社会人1年生
天理大出身の元キャプテンの大野 将平( 旭化成 )選手である。
相手選手と組み合っている際の姿勢が、背筋がピンと伸びてとてもいい。
自然に下向き加減になったり、防御姿勢になる場面が多い中、
自分の2倍ある重量級の選手であろうが、背筋を伸ばし堂々とした態度であった。
繰り出す技も、お相撲さん並の相手に内股、大外刈りと大技を繰り出すのである。
大野選手の素晴らしさは、姿勢の他に体幹・気持ちの強さがあるとの解説。
最近よく耳にする体幹が素晴らしいとのこと。
巨漢の王子谷選手と対戦時も、一度も体制が崩れなかった。
今回は、100kg級の選手の活躍がなく、100kg級は8月の世界選手権の代表派遣も見送り。
大野選手のように堂々とした、場外際に強い闘志あふれる100kg級のホープの誕生を待ちたい。
また、中国地区代表から二人の17歳の高校生が大活躍して、場内を大いに沸かした。
大相撲の横綱誕生のプロセスを見ていて参考になるが、若い時分からの太りすぎは、
将来的にはいかがなものであろうか?
強くなるに従い、体重・筋力を増していく方がよいのではなかろうか。
男子の井上 監督の身体つきが参考になるが、身体がしまっていないと技がきれない。
ぶよんとした体つきよりも、大野選手やフランスのリネール選手の方が断然いい。
柔道は新しいルールが実施され、世界選手権大会では、畳上には主審と選手二人の三人だけ。
新しいルールの下、勝利至上主義に走らない、
柔道マインドを身に付けた若者育成に期待したい。
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