ああ、寒い! 吹きつける横殴りの綿雪。久し振りだなーこの風景。
地面では雪が舞っている。
山陰の典型的な冬の天気である。
1 遠くに益田アルプスが見えるが、いつも雪がない。私が勝手に付けた名前。
2 中国アルプスも見えるぞ。これも私が勝手に付けた名前。雪が若干見える。
3 昨日、訪問した久城宝寿苑へパンフレットを頂きに立ち寄る。
宝寿苑の全景。
4 途中、スキモ塚古墳がある。
昔、この古墳を勝手に発掘していたところ、白くて長い顎鬚をした老人が現れ、ここには大切な物が埋まっているので、掘ってはいけないと言われたそうだ。それからは、誰一人鍬を入れていない。益田には古墳が多い。
5 宝寿苑前で咲く、水仙。寒くても元気。
6 今日は、191号線を避けて、裏山コースを選定。坂道コースなので、心臓のトレーニングにいい。
途中、益田自動車道の下を走る。田んぼを埋め、山を削って出来た自動車専用道路。
7 久城の一番標高が高い地点から、来た道を振り返る。
8 烏の空中浮揚。海風を利用している。
病室では、レントゲンを終えた母がベッドに座っていた。昨日は、お兄さんと10分ばかり体操もしたようだ。
右脚が硬直したように硬いので、右足からマッサージ。痛い箇所もあるようで、丁寧に指圧する。
今日は、中東の王室のテレビ番組を見る。
マッサージを終了後、二人で廊下を散歩。窓から横なぐりの雪を眺める。外は風が強そう。
帰宅後、一息いれて、大塚にある、あすか福祉センター中ノ島、の見学に行く。
9 途中、月見橋から益田川の河口を撮影する。この橋は昔は木橋だった。
河口にはテトラポットがあるが、ここは三角波が時々発生する。私の知り合いもこの波で命を落とした。
一度、三角波に襲われると、浮上するのが不可能である。夏に大阪辺りから遊びにやって来て、溺れるのは決まって
この波である。カリブ海に魔のバミューダ海域があるが、同じような波が発生する。海は侮れません。
10 益田のウオーキングスタイル。なかなか気合が入っている。いつ、雪が降っても大丈夫だ。
私が所属するウオーキングクラブのおばさん達は70歳前後が多いが、40キロも平気で歩ける人が多い。
これも日頃の訓練かも。
11 大塚に広がる畑と住宅建設予定地。
景気が悪いので、開発ピッチ遅れ気味。
12 高津川の河口、益田港は左奥にある。
13 あすかの全景。
館内では、丁度ゲーム中で元気な声がこだましていた。
ここのデイサービスもケアマネの仲介が必要で、週二回しかサービスを受けられない。
運動機能回復用の器具は種類が多かった。感じとしては、久城が平面でこちらは立体的という感じだった。
母は、地域的な感覚が狭いので、若い頃によく通っていた旧益田や、鎌手の方向である、うのはながいいかも。
卯の花もデーサービスはケアマネの仲介が必要で、週二回までとなると、ケアマネの仲介も不要で、週三、四回も
okな、旧益田のすみよしが第一候補となる。
場所は、高津川の河口にある。
14 山陰線の車両、二両編成。お客さんゼロの時もある。ワンマンカー。
15 最後に、高津に最近できた、特定ハウスたかつ、を訪問。
ここもケアマネ仲介で、週二回のデイサービスあり。母は高津地域とは縁がないので、まず無理だろう。
設備は、お金をかけており、いろいろと揃っていた。
金島胃腸科外科の理事長先生のケアハウスである。
需要がこれから更に見込まれるので、投資をドーンとされたのだろう。安定した収入源である。
これで、益田のケアーセンター訪問は終わりにすることにした。
高価な医療器具を揃えるのではなく、落ち着いた雰囲気で、心から休める場所が大切と思った。
何も、80歳以上の人にアスリートでも使える器具は不要である。私は、足で回せる小さな両輪が付いた車椅子が一人に一つあれば十分であると思う。
半身不随の人も片足の力で回せる。両足が不自由な人は、手で回して進むことができる。
こうすると、一人でショピングも楽しめ、散歩もできる。
一体、関係者は何を考えているのかと思うと、残念でならない。
センターに設置してある器具は宝の持ち腐れの何物でもない。
私は、器具を使っているお年寄りを1人も見かけなかった。
これからは、足で回す車椅子が必要であることを声を大にして伝えたい。
有料の個室利用に関して
家族に迷惑をかけないために、介護付きのホームの入室を待っている方々が多い。
最初に敷金として、20万円以内が必要で、これはあとで返却される。
毎月15万円前後の費用がかかる。単純計算で一年間で180万円必要。月、15万円で計算して。
五年間で900万円。十年間で、1800万円。
とすると、完全介護だと、月に18万円必要とのこと。10年間で二千百六十万円。
老後には、少なくとも二千万円が必要である。
このようなことを予期し、私の柏では、子供に負担を掛けられないという旨で、
老後に過ごすホームを既に予約する70歳代が多い。こうすると確実に入れるからだ。利口な先行投資だ。
現在、ホームでお世話になるために、非常に多くの人がお待ちである。
ここで重要なのは、早くから待っているので、早く入れることができる、といルールは通用しない。
後の人が先になるのである。
例えば、要介護3の人が待っていても、そこに突然要介護4の人がやって来ると、要介護4の人が優先されるのである。であるからして、要介護1, 2 レベルの人は永遠に順番が来ないのである。
個室を見学したが、個室を利用するぐらいならば、自宅を改造した方が安くつく点もある。身の回りの世話が自分で出来る人は。
個室の設備は整っていて、過ごすには快適だが、コミュニケーションが全くない環境では、死に向かって下って行くような感じを受けた。ネットでコミュニケーションをとったり、趣味を活かして前向きに生きている人は別だが。
何故か、どのセンターも個室が満室でなく、一部屋空いていたのは不思議だった。
英国では、高齢者住宅タウンがあり、外観は民間の家屋と変わりがない。
日本は、あれがホームだ、と別の意識が働く。
何か、昔の学校教育のような感じ。一箇所に、出来るだけ多くの老人を収容している。
今迄、一人に近い生活を送っていて、突然に大勢の人の輪の中に入ると、自宅に戻ってひどく侘しさを感じるのでは?
今後、ますます増える高齢者、その医療と対策で日本経済は火の車だ。目が飛び出すような医療費。病院の待合室で溢れかえる高齢者。
私達は、この現状を捉え、いかに高齢者に長く働いてもらえるか、
どのようにして、健康を維持するかと、いった研究を柏の東大先生方のご指導の元で考えている。
先ずは、60歳代の私達が健康増進を進める必要がある。
私の印象では、久城に住んでいる人達は、車を使いすぎていないか?
もっと歩くべきだと思う。
久城から医師会病院まで、わずか距離は三キロ程度。しかし、車やバスでやってくる人が大半である。
駅まで、空港まで、簡単に歩いていける範囲であるのにも拘らず。
Let's enjoy walking!
そうして、少しでも日本を救おう。
さあ、寒い!言って家に居ないで、戸外に出て大股で歩こうではないか。きっと、今迄に気が付かなかった光景が目に飛び込んでくるはず。
折角、坂道も多くウオーキングのトレーニングには、もってこいの環境だ。