楢葉町の避難解除と4年半の歳月に思う
- 2015.09.06 Sunday
- 06:49
JUGEMテーマ:日記・一般
昨年の秋、福島県の楢葉町、町内を
車で廻った。
大きな町があるが、生活の空気が流れていない。
生活の気配が全くない。
駅のホームや線路上の長く伸びた草。
コンビニ前にある駐車場の伸びた草。
一軒、一軒のりっぱな家があるが、
人の気配が全くない。
人の姿が見えなければ、犬や猫の姿もない。
海に出れば、壊れた残骸が目を引く。
異様な雰囲気に恐怖感を抱いた。
それから、一年後、避難指示が5日に解除された。
戻って、生活しようにも自宅中はカビが生え、
ネズミに荒らされ、背丈を超える草木が生い茂っている。
病院もない、コンビニもない、街灯もない。
知り合いもいない。
原子力発電所建設当時、誰が
このような事を想像しただろうか?
原発の事故は、人間が住めない町にしてしまう。
家は、人が住み、利用し、手入れしなければならない。
町は、人と人の繋がりがなくてはならない。
食生活に必要なものがなくてはならない。
健康を維持する生活基盤がなくてはならない。
働く口や使用可能な土地がなくてはならない。
* 活気ある町には、祭りがある。
< 以前は、山だった柏市たなか、柏の葉キャンパス駅前にて
第7回 ふるさと田中みこし祭り」が開催された。 >
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