日本のクリスマスイヴ ( Christmas Eve ) から考える
- 2016.12.25 Sunday
- 06:00
JUGEMテーマ:日記・一般
Christ・mas(クリスマス)は、Christ ( イエス・キリスト: Jesus Christ ) と
mas ( 祭、祭日 ) の合成語である。
日本語にすると、「キリスト降誕祭」、12月25日である。
12月25日が Christmas Day となる。
( 正式にはキリストの誕生を振り返って学び、
教会や自宅で生誕の意味を理解する日である。)
Eve: 発音は、イヴではなくて、イーヴと伸ばすのが正解。
意味は、前夜、前日、前夜祭となる。
Merry Christmas とは、
I wish you a merry Christmas. ( クリスマスおめでとう )
多くの日本人が不思議だ。
なぜなら、お正月に神社に詣でてお祈りを捧げ、
年末には、クリスマスを祝うからである。
意味的には、2種類の神様に目を向けていることになるが・・・
いや、この点は違うようだ。
なぜなら、日本のクリスマスは真の意味を考えずに、
クリスマスケーキを食し、子供にプレンゼントを渡し、
大切な人や家族と時を過ごす日になっている。
Q:クリスマスになぜケーキを食べるかを確認すると、
社員にケーキを配っている会社もあるが・・・
果たして、その真の意味とは?
元々は、イエス・キリストの誕生を祝う
バースデーケーキ ( birthday cake ) が由来している。
どうも日本のクリスマスケーキは、商業的な意味合いだ。
大正元年に不二家の創業者の方がアメリカに修行に渡り、
そこで出会った「イチゴショートケーキ」を日本人の舌に
合うように改良したのが始まり。
そうして1922年(大正11年)にクリスマスケーキとして、
クリスマス特別のケーキの販売が始まる。
かくして不二家のイチゴショートケーキが
クリスマスの定番となっていく。
真っ白な生クリームが雪、苺がサンタクロース。
紅白カラーで、祝のイメージを表現。
( 不二家さんおめでとう! )
〇 米国や独は何を食べる?
アメリカ=パイ
ドイツ=シュトレン
( 不二家ではなかった。)
あまり、いい表現ではないが・・・
このクリスマスケーキは翌日の25日になると、
売れ残ったケーキの値段が半額近くになる。
現在では、少し考えが異なるが、
24日を独身女性の年齢に置き換えて
24歳までにお嫁に行かないと安売りだ・・とよく言っていた。
話は転じて、
24歳の時、旅先のロンドンでミュージカルを観た。
当時流行していた ”Jesus Christ Superstar" の
ロックミュージカルである。
これは聖書を題材にイエス・キリストの
最後の7日間を描いたもの。
この長い長~いミュージカルの歌詞の中で、直ぐに覚えた表現がある。
それは、次の一節である。
Jesus Christ, Jesus Christ
Who are you? what have you sacrified?
( イエスキリスト、イエスキリスト
あなたは誰なの? あなたは何を生贄としてささげたの? )
なぜ、この一節が強烈に響いたのだろう?
そして、誰でも疑問に思うことのひとつに
世界には様々な国があり、国ごとの言葉がある。
例えば、ヨーロッパの国々の多くは陸続きなのに、
国境を越えると言葉が異なる。
イタリアはイタリア語、フランスはフランス語、
ドイツはドイツ語、スイスのように周囲を異なる国に
囲まれていると4か国語が普通となるが・・・。
ドナウ川にかかる橋の中央が国境になっていると、
な、何と対岸で言葉が異なるのである。
江戸川でも利根川でも対岸は同じ国なので日本語だが。
よくわからない点があるので、聖書を読み解くと、
国により言葉が異なる理由が書いてあった。
では、その聖書とはを確認するために
ロンドンの大英博物館に行った。
そこには、分厚い30センチ余りの立派なカラー刷り聖書が展示されていた。
その聖書、何と写本だった。
まるで写本とは思えない。それ程繊細に書かれている、凄いの一言。
旧約がヘブライ語、新約がギリシャ語であるが、写本の写本である。
原本は、今もなお発見されていない。
まあ、何も考えずに、
クリスマスケーキを食べたり、
プレゼントを交換したりするのも楽しい。♬
そんなクリスマスイヴが殆どだろう。
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