心の癒しを求めて at フィヨルド観光 in Norway
- 2014.08.30 Saturday
- 05:00
JUGEMテーマ:日記・一般
さて、心の癒しの旅となると何処だろう?
暫く、考えてから決まった場所が、
Norwayのフィヨルド観光だった。
一年前から企画し、今までの旅の経験を元にして割り出したこととは、
飛行機は、直行便を使い、座席はやや余裕のあるエコノミークラス。
都市滞在は2泊ずつ。ホテルは駅と至近距離。
今までの海外旅行では、手配を国内の旅行会社へ。
飛行機、列車、ホテルなどの切符も手配任せであった。
しかし、今回は全てを個人で予約することにした。
旅の行程は、KLMで成田⇒アムステルダム⇒オスロで2泊、
オスロ⇒ベルゲン(ベルゲン急行)2泊、
ベルゲン⇒アムステル2泊、⇒成田。
まず、羽田からオスロへの直行便はないので、
アムステルダムで乗り換えることにした。
KLMオランダ航空は、ホームページが充実、親切な対応。
座席も、前後・左右に余裕のあるエコノミー・コンフォートを確保。
オスロ・ガーデモエン空港からは、オスロ中央駅までは、
エアポート・エキスプレスを利用した。
早速、ここで切符の購入となるが、駅係員が何人もいて、
初めて使うクローネで切符の購入補助してもらう。
中央駅に到着後は、駅からわずか5分の高層ホテルへ、
予め、予約を入れていたので、予約番号で簡単にチェックイン。
しかし、補償の関係でクレジットカードの提出を求められる。
今回は、オスロからベルゲンへの列車の切符だけは、
どうしても、国内の会社へ先行予約した。
しかし、本番のフィヨルド観光などは、Webで予約して、
ベルゲン駅のノルウェー国鉄NSBの事務所で切符を受け取った。
ただ残念だったのは、ベルゲン到着が午後3時を回っていたので、
ベルゲンパスの購入は無駄となった。
ベルゲンの美術館は午後の5時で閉館するので、
美術館を1つしか見学できなかった。
「地球の歩き方」で全ての情報を入手できるので、
これはとても参考になる。ただし、一部の変更もあるようで、
ベルゲンのケーブルカーは、ベルゲンパスで無料とはならなかった。
ということで、海外旅行は、飛行機からホテル、列車、
美術館の切符までを、全てインターネットで予約可能であり、
「地球の歩き方」の情報は、ほぼ確かであるということである。
さて、本題の「癒し」のフイヨルド観光であるが、
幸いに、天候に恵まれて充実した観光となった。
幾つかあるフィヨルド観光の中で、「ソグネフィヨルド」を選択した。
ベルゲンからヴォスまでが列車。ヴォスからバスで移動してグドヴァンゲンへ。
グドヴァンゲンから、最大の呼び物フェリーでフロムまで。
そして、フロムから、第2の呼び物であるフロム鉄道でミュールダールへ。
最後に、ミュールダールから列車でベルゲンへ戻る行程。
フィヨルド観光というのは、フェリーの乗船&フロム鉄道を指す。
但し、フロム鉄道は列車の中から風景を楽しむわけで、
どうしても、列車の窓わくなどが障壁となる。
結論として、フィヨルド観光は大正解であった。
私は、今まで、人がこんなに興奮する情景を目の当たりにしたことがない。
人間は、想像を超える風景が、突然に眼の前に出現すると、
我を忘れて、落ち着きがなくなるようだ。
とにかく、じっとしていられないらしい。
欲望に駆り立てられて、立ったり、座ったり、左へ移動したかと思うと、
今度は、右へ移動したり、上を見上げたり、下を見たりと
忙しいといったらこの上ないのである。
じっと動かずに、眼の前に展開する風景を見ながら、
短歌でも作れば、日本人らしいと思うのだが、
船上は、我儘な人間が風景を独り占めにしようと、欲のぶつかり合いであった。
しかし、ものの一時間もすると、いままで一杯に開けた瞳も萎み、
普段の瞳に戻ったようである。
「どうしようもないなあー」と感じた人たちが
最後のベルゲンまで一緒だったということは、We are in the same boat.
だったわけで、何もそんなに競ったりせずに、仲良くして、
会話の一つでも多くすれば良かったのにと思ったものだ。
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